2009年1月23日金曜日

奨学金についてーその4

ドロシー・フリツァレ模擬オーディションコンクール

ドロシー・フリツァレはIHSの会員で、その伝記は「The Horn Call」1989年4月号の124ページにあります。ドロシー・フリツァレ記念基金は、IHSワークショップでオーケストラでのホルンの演奏法を学ぶことを助成するために創設されました。


4人の入賞者は、IHS国際シンポジウム期間中、ワークショップに参加している演奏家と顧問評議会会員の中からプロのオーケストラで活躍している4人の奏者に、オーケストラでの演奏法を指導していただけます。また、1年有効のIHS会員資格が授与されます。

年齢制限
国際シンポジウムの第一日(2009年6月2日)に25歳以下であり、フルタイムの学生であること。(フルタイムという言葉は、日本ではあまり一般的でないが、普通の高校、大学、大学院の在籍の場合は問題ないと思います。質問ある方は私宛私信願います。)

応募要項
応募者は、オンラインで応募できます。または、サイトから応募用紙をダウンロードするか、IHS管理部長宛 Heidi Vogel  PO BOX 630158, Lanai City, HI96763, USA (電話とFAX番号:1-808-565-7273)に請求して、提出します。

もし、開きがあれば、シンポジウム期間中の受付でも応募することが出来ます。
応募者は、先着順。コンクールの定員は40名。40名以上に応募者があった場合は、空席待ちとなります。もし応募者の中で、当日参加しない人があった場合、順番に参加することが出来ます。

過去にIHS奨学金を授与された入賞者は、同じ奨学金に応募することは出来ません。

演奏課題曲目
応募者は下記の曲目の中から、上吹きか下吹きの曲目を選択して演奏します。

ベートーベン作曲交響曲第三番 2番ホルン第三楽章 トリオ 171小節~203小節
ベートーベン作曲交響曲第七番 1番ホルン第一楽章 89~101小節
ベートーベン作曲交響曲第九番 4番ホルン第三楽章 82~99小節
ブラームス作曲交響曲第二番 1番ホルン第二楽章 17~31小節
ラヴェル作曲亡き王女のためのパヴァーヌ 1番ホルン1~11小節
ショスタコーヴィッチ作曲交響曲第五番 1番ホルン第一楽章 リハーサル番号17ー21(ホルンセクショントゥッティ)のあと2小節
R.シュトラウス作曲「ドンキホーテ」 2番ホルン変奏曲7と8 両方をすべて演奏する。
R.シュトラウス作曲「英雄の生涯」1番ホルン1~17小節
R.シュトラウス作曲「ティル・オイレンシュピーゲル」 1番ホルン 6~20小節3番ホルン リハーサル番号28のあとの19小節、リハーサル番号30の前の1小節
チャイコフスキー作曲交響曲第五番 1番ホルン第二楽章 8~28小節
ワーグナー作曲「ラインの黄金」前奏曲 8番ホルン17~59小節目の1拍目まで

応募者は事前に楽譜を用意しておくこと。

審査
IHS奨学金委員会議長によって選出された委員によって、演奏評価をします。審査員は上記の課題曲目から上吹き・下吹きの曲を選びます。応募者全員が、審査員によって書かれた講評を授与されます。
国際ホルン協会は審査判断により、奨学金を得ることが認められたとしても、それを却下または奨学金授与を行わない権利を持っています。

詳しいコンクールの場所、時間、順番は、シンポジウムの受付に掲示します。

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