2012年1月9日月曜日

奨学金 その1

奨学金

毎年国際ホルンシンポジウムに参加しようとする若い学生達のために、国際ホルン協会では5つの奨学金を用意しております。

□奨学金の応募は、国際ホルン協会の会員でなくてもできます。その際は事務局長のHeidi Vogel氏にEメールで申し込み用紙の送付を依頼します。すでに会員の方はウェブサイトから応募ができます。

□申し込みは英語ですることが望ましいですが、母国語が英語でない場合は、日本語で記入して英語の翻訳をつけることもできます。

□録音はMP3ファイルに変換して送付します。(MP3に関する詳しい説明はここでは省略します。)

□締め切りに関して昨年事務局長に問い合わせたところ、ハワイ時間でよいとのことでしたので、日本の日付で考えてよいです。

課題曲等内容は去年とほとんど同じですが、締め切り日、および年齢制限に変更がありますので、下記ご参照願います。

1.IHS Premier Soloist Competition(国際ホルン協会ソロイストコンクール)
  第一位:1,500米ドル、3年間の国際ホルン協会会員権(会費不要)
  第二位:1,000米ドル、3年間の国際ホルン協会会員権(会費不要)
  第三位: 500米ドル、3年間の国際ホルン協会会員権(会費不要)

  年齢制限:2012年5月15日時点25歳以下であること。
  
  課題曲:
  1.下記の3曲の中から第一楽章(ピアノ又はオーケストラ伴奏付)
     1.モーツァルト作曲ホルン協奏曲第二番 K.417
          2.モーツァルト作曲ホルン協奏曲第四番 k.495
     3.R.シュトラウス作曲ホルン協奏曲第一番
  2.20世紀、又は21世紀に作曲された無伴奏の作品
  3.下記の3曲の中から1曲(ピアノ伴奏付)
     1.ボザ作曲 森にて op.41
     2.デュカス作曲 ヴィラネル
     3.シューマン作曲 アダージョとアレグロ op.70
    
    第一次選考で残った5人はシンポジウムに参加して、1と3を演奏します。
  締め切りは、2012年3月26日。最終選考に残った場合は2012年4月25日までに連絡がある。

2. Frizelle Orchestral Audition Contests(模擬オーディション)
  上吹き、下吹きのそれぞれ第一位は、シンポジウムに参加している現役のオーケストラ奏者からレッスンが受けられる。そして1年間の国際ホルン協会会員権

  年齢制限:2012年5月15日時点で25歳以下であること。

  課題曲:
  上吹き(特に指定がなければ1番ホルンパート)
     1.ベートーベン作曲交響曲第七番第一楽章 89-101小節
     2.ブラームス作曲交響曲第二番第二楽章 17-31小節
     3.ラベル作曲亡き王女のパバーヌ 出だしのソロ
     4.R.シュトラウス作曲交響詩英雄の生涯 1-17小節
     5.R.シュトラウス作曲交響詩ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
       1番ホルン6-20小節、
       3番ホルン練習番号28の19小節目から練習番号30の1小節前まで
     6.チャイコフスキー作曲交響曲第五番第二楽章ソロ
  
  下吹き:
     1.ベートーベン作曲交響曲第三番 2番ホルン 第三楽章トリオ
     2.ベートーベン作曲交響曲第九番 4番ホルン 第三楽章82-99小節
     3.ショスタコーヴィッチ作曲交響曲第五番 1番ホルン 第一楽章練習番号17-21
     4.R.シュトラウス作曲交響詩ドンキホーテ 2番ホルン 第七、第八変奏曲全部
     5.R.シュトラウス作曲交響詩英雄の生涯 2番ホルン 練習番号3の4小節目から
       練習番号5の1小節目まで
     6.ワーグナー作曲楽劇ラインの黄金より前奏曲 8番ホルン 
       17小節目から59小節目の頭まで。

  申し込みはオンライン又は事務局長あてメールで行う。もし空きがあれば、シンポジウムの受付でも申し込みできる。このコンクールの前の公開レッスンにて応募者は、フルタイムの学生であることを証明するもの(学生証、国際学生証)を提示し、シンポジウムに申し込んでいることが求められる。演奏順は申し込み順。

     注意:フルタイムの学生とは、在籍する学校において、卒業するのに必要な単位を習得し、所定の学位等を取得する学生。単位履修生、期間在籍生、学士等の資格を得ることができないコースの学生は含ない。
  


第44回国際ホルンシンポジウムの参加申込


申込方法

申込は3つの方法があります。
(1人につき1枚の申込用紙を使って下さい。)

1、郵送の場合は、申込用紙に必要事項を記入の上、小切手(受取先:UNT Horn Symposium 44)又はクレジットカード情報を下記宛送付します。

UNT Horn Symposium 44
1155 Union Circle #311367
College of Music
University of North Texas(UNT)
Denton, TX 76203-5017

2、電話の場合は、940.565.4826(日本から電話する場合は国番号として1を最初に付けます。詳しい国際電話の方法については省略します。)

3、FAXの場合は、940.565.2002

電話とFAXで申込する場合は、申込用紙とクレジットカード情報をご用意ください。

申込用紙は、http://music.unt.edu/ihs44/documents/Registration.pdfのDownload the Registration Formをクリックして下さい。

この機会に国際ホルン協会の会員になって、会員特別価格で申込ましょう。国際ホルン協会の会員申込は、http://www.hornsociety.org/membership/joinをクリックして下さい。

申込用紙の記入方法がわからない方は私宛メッセージ頂ければ、お手伝い致しますので、どうか遠慮なくお申し出下さい。

国際シンポジウムの宿泊・食事


大学構内の宿泊と食事

University Residennce Hall(大学の寮)

大学構内の宿泊申込と支払は、シンポジウムの申込用紙にあります。

大学構内にある宿泊設備は、Kerr Hallにあります。
http://reslife.unt.edu/housing/reshalls.php?hall=Kerr%20Hall&type=standard
住所は、1413 Maple St. Denton, TX 76201

部屋は宿泊者一人につき、ベットとシーツ等が用意されています。枕は要望があればご用意いたしますが、大学としては、ご自分の枕を持参することをお勧めします。

部屋はスイートです。
※2つの2人部屋にバスルーム(トイレ・シャワー)が1つあります。(男性部屋は男性同士をシェア、女性部屋は女性同士とシェア、カップルはカップル同士でシェアします。)
※シングルは隣同士とバスルームを共同で使用します。

すべての部屋にはエアコンがあります。

寮内では、喫煙とアルコールの持ち込みは禁止です。ただしアルコールは、大学構内においてはいつでも持込を許されています。

寝る部屋には、テレビと電話はありません。

インターネットへの接続は、寮の受付でできます。宿泊の申込と一緒に申し込む場合は、5.50米ドル、宿泊費を支払った後に申し込む場合は、6米ドルです。(1週間分の費用です。)

UNT Pohl Rec Center(屋内スポーツ設備、日本でいうジムのようなところで、プールやスパも完備されています。詳しくはhttp://recsports.unt.edu/about/rec_center.htmlをご覧下さい。)
は、使用するごとに支払います。詳しくは会場の受付にてご案内致します。

食事

Kerr Cafe:UNT音楽学部から6分ほど歩いたところにあります。
住所:1413 West Maple
食事はシンポジウム期間中1回につき7米ドル
ベジタリアンの方は、ベジタリアンコースをお選び頂けます。
サラダバーでは、新鮮な夏の果物と野菜をご用意しております。
Kerr Cafeの営業時間(火曜日から土曜日)は下記の通りです。
朝食:7時から8時半まで
昼食:11時半から1時まで
夕食:5時半から7時半まで
Kerr Cafeのメニューはいつでもウェブサイトで見ることができます。
http://aits-iis.unt.edu/foodpro/nutframe.asp?sName=UNT+Food+Department&locationNum=05&locationName=Kerr+Cafeteria&naFlag=1
日替わりメニューは変更することもあります。(実際にちょっとのぞいてみたら、典型的なアメリカの食事ばかりでした。お米が好きな人にはつらい1週間かも。。。)

大学の外での宿泊
Denton地域には良い値段で設備の整ったモテル(アメリカでは車と一緒に止まれるモテルが一般的な宿泊設備です。日本の同名の設備とは違います。)がたくさんあります。Dentonコンベンション観光案内所で紹介しているモテルの中から3つのモテルをシンポジウム用にご用意致しました。

下記のモテルはシンポジウム開催日に3週間前まで提示した価格で利用することができます。

1.La Quinta on Fort Worth Drive
    http://www.lq.com/lq/properties/propertyProfile.do?ident=LQ957&propId=957
    アメリカ南部ではよく知られたチェーンモテル
1泊52米ドル(ダブルルーム40室確保しています。)
朝食付(但し、パンとコーヒーくらいとお考え下さい。)

2.Hampton Inn & Suites
    http://www.hamptoninn.com/en/hp/hotels/index.jhtml?ctyhocn=DTNTXHX
無難なモテル
1泊77米ドル(キング25室、ダブル25室確保しています。)
暖かい朝食、インターネットアクセス、電子レンジ、冷蔵庫が各部屋についています。

3.Holiday Inn Express Denton
    http://www.hiedenton.com/
    日本人にはお勧めかも知れません。
1泊79米ドル(キング26室、ダブル40室、キングスイート12室、ダブルスイート5室確保しています。)
暖かいビュッフェ形式朝食、電子レンジ、冷蔵庫が各部屋についています。
屋内プールあり。

モテルの簡単なコメントは、私の家族が2年前までテキサス州に在住していたときに、利用したことがあったため載せてみました。ご参考になれば幸いです。なお、この料金に税金が含まれているかどうかは現時点では不明です。ご了承下さい。

2012年1月8日日曜日

第44回国際ホルンシンポジウム

今すぐ登録を!

2012年5月15日から19日までノーステキサス大学音楽学部主催の第44回ホルンシンポジウムに今すぐ登録しましょう。
第44回ホルンシンポジウムのサイトhttp://music.unt.edu/ihs44/をご覧下さい。このシンポジウムのためにお呼びした奏者、国際ホルン協会評議員、無料で出演する奏者、そして参加者たちによるホルン大合奏の概要を知ることができます。

仮のシンポジウム予定表とともに、学内学外の宿泊、食事について、地図、よくある質問、近隣のご案内そして連絡先等も掲載されています。もし参加者が多い場合は、2つのホールで行われる演奏を全世界へ生中継するかも知れません。

登録と宿泊の受付は月曜日から致します。

火曜日の朝、開会式では2つのホルン大合奏が初演されます。また式の最後にはショー編曲によるワーグナー作曲「ローエングリン」より「王の祈り」、ロッシーニ作曲「狩のファンファーレ」を参加者と一緒に演奏します。

火曜日の夜はEugene Corporon指揮UNT(ノーステキサス大学)ウィンドシンフォニーにより、Jenkins作曲アメリカン序曲、R.シュトラウス作曲ホルン協奏曲第一番(ホルン:Jennifer Montone)、サンサーンス作曲小協奏曲(ホルン:Bernhard Scully)Jay Wadenphul作曲Smith, K-ville祝祭変奏曲(ホルン:ジェフェリー・ウィンター)ヒューブラー作曲4つのホルンのための協奏曲(ハン・シァオミン他)そして、ヒンデミット作曲「交響的変容」より行進曲が演奏されます。

水曜日はナチュラルホルンの日、3分の2はウォームアップの方法、ホルン大合奏の演奏、リサイタルが同時進行します。最後はアンドリュー・クラーク率いる弦楽器とホルンの作品によるリサイタルで締めくくられます。

木曜日はデニス・ブレインの91歳の誕生日です。

ほとんど水曜日と同じような予定ですが、午後バーベキュー大会と国際ホルン協会の年次総会があります。

その日の最後は国際ホルン協会名誉会員のガンサー・シュラー指揮シンポジウムオーケストラ(首席ホルンはJulie Lnadsman)の演奏会です。この演奏会の予定プログラムは、ウェーバー作曲魔弾の射手序曲、James Stephenson作曲シュラーの夜想曲(世界初演、ホルンのソロ:ゲイル・ウィリアムズ)、Joan Albert Amargos作曲2つのホルン協奏曲(同じく世界初演、ホルン:デイヴィッド・トンプソン、Zach Glavan)、ワーグナー作曲「ローエングリーン」第三幕への前奏曲、そしてシューマン作曲小協奏曲(ホルン:グレゴリー・ヒューティス)です。

金曜日の予定は、水曜日、木曜日と同じ様に始まりますが、午後は天気が良ければ野外で、参加者によるホルン大合奏が行われます。

この日の夜の演奏会は、UNTの一番大きな会場「the Main Auditorium」で行われます。演奏は国際的に有名な「One O'clock Lab Band」とロシアのジャズホルン奏者アルカディー・シルキィローパーとトーマス・ベーコンが競演します。休憩後8人のホルン奏者と「Lab Band」がStan Kentonのいくつかの名曲を演奏し、最後はウェストサイドストーリーで締めくくられます。その後最終楽章として、会場にいる参加者全員と「Lab Band」の共演もあります。

土曜日は「長いホルンの日」(長いホルン=アルプスホルンとホルンの催し物が長く続く)の日と宣言しました!

数々の行事はUNT Student Union Buildingの内外で行われます。その建物から4分ほど歩いたところにある「the Main Auditorium」でもいくつかの行事があります。

世界中から集まった展示ブースが設けられ、各社の商品がテキサス州の公立小中学校・高校、大学のホルン奏者、先生、バンドの指導者達にも披露されます。

午前中には、テキサス州の小中高生、大学生のためのホルン四重奏コンクールが行われます。

お昼前にはPeggy DeMer教授の指導により、全米から集まったアルプスホルン奏者達によるデモンストレーションとリハーサルが行われます。

午後は講演会、マスタークラス(公開レッスン)とアルカディー・シルキィローパーのジャズリサイタルがあります。

シンポジウムは、アルプホルンアンサンブルを間に挟んだ、ホルン大合奏の野外コンサート(雨天の場合は屋内)にて幕となります。

私達は、歴史上最大のホルン大合奏をすることを楽しみにしております。なんといっても「大きい」ことはテキサス人にとって大切なことですから!

どうか私達と一緒に素晴らしい音楽を作りましょう、最新の楽器、楽譜、アクセサリーなどを知る良い機会でもあります。楽しいことがたくさんありますように!

主催者:Bill Sharnberg

(注意:
①この翻訳はあくまでも日本人で英語があまり得意でない方、パソコン等による機械翻訳ができない環境にある方のための意訳です。この翻訳に伴う責任は一切負いません。
②人名については、日本人の間で知られている方に関してはカタカナ表記にしました。それ以外は英語にて表記しています。)