2011年1月13日木曜日

Dorothy Frizelleオーケストラオーディション

Dorothy Frizelle氏はIHSの会員でした。その生涯は「The Horn Call」の1989年4月号124ページに掲載されております。Dorothy Frizelle記念基金は、IHSワークショップでオーケストラのホルン奏法を学ぶ人達を支えるために、彼女を記念して創設しました。

賞:
それぞれの部門で1人ずつ選出されます。優勝者はシンポジウムにおいてオーケストラ奏法の指導を受けることが出来ます。また1年間の会員会費が免除となります。

年齢制限:
フルタイムの学生で国際シンポジウムの最初の日、つまり2011年6月20日に25歳未満であること。

申込方法:
応募者はIHSオンラインからログインして申込むことが出来ます。又事務局長Heidi Vogel女史にEメールで申込むことも可能です。もし定員に達しなかった場合は、シンポジウムの登録受付会場で申込むことも出来ます。コンクール準備のマスタークラスで、応募者はフルタイムの学生であること、シンポジウムに申込登録したことを証明しなくてはなりません。学生証を持参してください。(訳者注:フルタイムとは日本では学位を習得するための大学、大学院、専門学校が殆どですが、欧米ではある単位のみを取るためにパートタイムとして学生登録できる大学、音楽学校がありますので、それと区別しています。)応募者は申込順に受付致します。

国際シンポジウムの登録受付のあと、全てのコンクール出場者はコンクール準備のためのマスタークラスに参加します。これは、オーケストラスタディで求められているもの、オーディションや演奏の仕方について、オーケストラスタディの審査委員達が講義するものです。このマスタークラスはシンポジウムの最初の2,3日の間に行われます。最後のマスタークラスで上吹き、下吹きのオーディション名簿が発表されます。全てのマスタークラスに参加していない人はオーケストラオーディションに出場することは出来ません。マスタークラスとオーディションの間には少なくとも1日は間が開きますので、参加者はマスタークラスで得たものを生かすことが出来ます。

オーディションの曲目:
上吹き(特に指定がなければ1番ホルンパートを演奏して下さい。
1.ベートーベン作曲交響曲第七番 第一楽章 88-101小節
2.ブラームス作曲交響曲第二番 第二楽章 17-31小節
3.ラヴェル作曲亡き王女のためのパヴァーヌから冒頭のソロ
4.R.シュトラウス作曲英雄の生涯 1-17小節
5.R.シュトラウス作曲ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 1番ホルン 6-20小節、3番ホルン #28後19小節目から#30の1小節前まで。
6.チャイコフスキー作曲交響曲第五番 第二楽章 ソロ

下吹き
1.ベートーベン作曲交響曲第三番 第三楽章トリオの2番ホルン
2.ベートーベン作曲交響曲第九番 第三楽章82-99小節の4番ホルン
3.ショスタコーヴィッチ作曲交響曲第五番 第一楽章練習番号17-21までの1番ホルン
4.R.シュトラウス作曲ドンキホーテ 第七・第八変奏の3番ホルン
5.R.シュトラウス作曲英雄の生涯 練習番号3の4小節後から練習番号5の1小節後まで。
6.ワーグナー作曲ラインの黄金への前奏曲 17小節目から59小節の上拍までの8番ホルン

審査:IHS奨学金委員会によって選任された委員が演奏を評価します。参加者全員に審査員から演奏の評価が文書で渡されます。詳しいコンクール(含むマスタークラス)の場所、日時については、シンポジウムのプログラムや登録受付案内掲示板をご覧下さい。

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